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チャンピオンズリーグ~王者の決戦、伝統と新時代~

執筆者の写真: IchiIchi

更新日:23 時間前



チャンピオンズリーグ

さあ、いよいよ本日(3/15)からチャンピオンズリーグ決勝トーナメントが開幕


自分の好きなクラブがいてもいなくても、はたまたサッカーを普段見ない人でも、全員が熱狂することのできるヨーロッパ随一のサッカーの祭典


今回はいかにしてチャンピオンズリーグがヨーロッパ最大の大会となることができたのか、歴史を振り返りつつ今後の展望を分析していく





l そもそもサッカーのチャンピオンズリーグとは?




UEFAチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League、通称UCL)は、ヨーロッパ最強のクラブを決める大会 で、世界で最も権威があり、注目されるクラブチームの大会の一つ


FIFAワールドカップ、オリンピックと並び、世界で最も視聴されるスポーツイベントの一つであり、サッカー界において最高峰のクラブレベルの戦いが繰り広げられる





 チャンピオンズリーグの起源


チャンピオンズリーグの起源

1948年に開催されたカンペオナート・スダメリカーノ・デ・カンペオネス(南米クラブ王者選手権)は、後のコパ・リベルタドーレスの前身となった。この大会に影響を受けたフランスのスポーツ記者ジャック・フェランは、同様の欧州クラブ王者決定戦の必要性を感じ、ガブリエル・アノとともに欧州カップ(後のチャンピオンズリーグ)の設立を推進した


そして1950年代、欧州各国のクラブチーム同士の対戦が増える中、きたる1953年夏、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズは南アフリカ選抜との親善試合を皮切りに、海外クラブとの連戦に挑んだ。アルゼンチンのレーシング・クラブやソ連のスパルタク・モスクワと対戦し、ハンガリーの強豪ホンヴェード戦では3-2で勝利という結果になった


これを受け、監督スタン・カリスやイギリスのメディアはウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ「世界王者」と称賛することとなり、欧州クラブ王者決定戦の必要性を訴えていたガブリエル・アノの構想を後押しすることとなった


これを受け、UEFA(欧州サッカー連盟)が1955年にヨーロピアン・カップを創設


初年度の大会は16チームによるノックアウトトーナメント方式 で開催され、決勝戦ではスペインのレアル・マドリード がフランスのスタッド・ランス を破り、初代王者に輝いた





l 1985年のヘイゼルの悲劇を理解する重要性


ヘイゼルの悲劇

ヘイゼルの悲劇(Heysel disaster) は、1985年5月29日 にベルギー・ブリュッセルのヘイゼル・スタジアム で起こったサッカーの大惨事


この日、UEFAチャンピオンズカップ決勝(現在のチャンピオンズリーグ決勝)が開催され、イングランドのリヴァプールFC と イタリアのユヴェントスFC が対戦する予定であった


試合前に、リヴァプールのサポーターがユヴェントスのサポーターに襲いかかり、逃げ場を失ったユヴェントスファンが崩れた壁の下敷きになり、39人が死亡、600人以上が負傷する大惨事 となってしまった


悲劇が起こった理由はいくつか挙げることができる


当時のヘイゼル・スタジアムは老朽化しており、安全対策が不十分であったことだ


スタジアムの安全管理の不備スタジアムは老朽化しており、壁は脆く、観客を分けるべき安全策も不十分、敵対するファン同士がかなり近くにいなければならなかった


結果イングランドのクラブは1985年から5年間、UEFA主催の欧州大会への出場が禁止 された。リヴァプールはさらに1年追加され、6年間の出場停止処分 を受けた


これを踏まえてフットボール界はフーリガン対策の強化にも乗り出す


サッカー場での暴力を防ぐため、警備の強化・監視カメラの設置・アルコール販売の規制 などが進められ、スタジアムの安全対策の改善老朽化したスタジアムの改修や、新たな安全基準が導入されたうえに、観客同士の衝突を避けるため、敵対するファンの座席を分ける仕組みが強化された


今日の安全なサッカー観戦文化の確立には、この悲劇の教訓が生かされている


 チャンピオンズリーグのこれから



FIFAは2024-25シーズンからの新フォーマット導入 を決定した


これまでの大会形式では、グループステージで32チームが8グループに分かれ、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出していた


しかし、2024-25シーズンからは「スイス式フォーマット」が導入され、大きな変更が行われる


代表的な変更点は以下の通りだ


  • 参加チーム数の拡大(32→36チーム)


  • 各チームは異なる8チームと対戦し、リーグ戦形式で順位決定


  • 上位8チームは自動的に決勝トーナメント進出


  • 9位~24位のチームがプレーオフでベスト16出場権を争う


この改革により、試合数が増加し、より多くの強豪クラブが上位進出できる可能性が高まる一方で、選手の負担増加も懸念されている




 まとめ


UEFAチャンピオンズリーグは、1955年の創設以来、欧州最高峰のクラブが競い合う大会として悲劇に直面しつつも進化してきた


特に、1992年の改称、2000年代の5大リーグ支配、2024年のフォーマット変更 など、時代に応じて改革が行われ、現在も世界最高峰の大会として君臨している


2024-25シーズンの新フォーマットによって、見応えのある大会になった今大会


果たしてどんなフィナーレが待っているのだろう






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株式会社Rodansnap​

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ロンドンに開発拠点を置き、サッカービジネスや英語教育に精通した識者が在籍。

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