ファブリツィオ・ロマーノから学ぶサッカー移籍用語②
更新日:10月12日
欧州サッカーの移籍情報専門家として活躍するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏。
様々なニュースが錯綜する移籍市場において、信憑性が非常に高い情報源として世界中のサッカーファンから絶大な信頼を得ています。
移籍が決定的となった際の決まり文句"HERE WE GO!"はあまりにも有名で、この文言を待ち望みにして日々彼のSNSをチェックしている方も多いのではないでしょうか?
しかしそんな彼の投稿も、英語が理解できなければ何の役にも立ちません。
そこで今回は、鎌田大地がクリスタル・パレスに移籍した際の投稿を題材に、ロマーノ氏が用いている英語を丁寧に解説していきます。
ここで様々な表現を覚えれば、最先端の移籍情報を英語でいち早く手にできるようになりますよ!
日本語訳
HERE WE GO! クリスタル・パレスはフリーエージェントで鎌田大地と契約することに口頭合意した。
メディカルテストは今週中に予約されている。この日本人は新たな契約交渉が決裂した後ラツィオを退団することになっている。
オリバー・グラスナーはフランクフルトで鎌田と共に働いたことがあり、大地にパレスの新しいプロジェクトの一員になってほしいと思っていた。
口頭合意は交わされており、メディカルを待っている段階だ。そしてその後ロンドンで全ての書類にサインすることになる。
重要表現
|Deal
Dealは「取引」や「契約」という意味の単語です。
サッカーの移籍の文脈では頻繁に登場します。
多額の移籍金で有名な選手が移籍したときに日本語で「ビッグディール」と言いますが、英語でもそのままBig dealという表現をすることができます。
|Medical
サッカー選手が移籍する際には、正式に手続きを完了させる前にMedical testと呼ばれる健康診断を受けます。
文中後半に出てくるように、単にMedicalというふうに省略されることも多いです。
日本語ではよく「メディカルチェック」と言いますが、英語ではMedical checkとはあまり言わずMedical testもしくはMedical checkupという表現が使われます。
|Verbal agreement
Verbal agreementは「口頭合意」という意味です。
正式な書面上での合意ではなく口頭での合意ではありますが、口頭合意に達するとその後移籍手続きが進むことがほとんどです。
そのためこの表現が出てきたら、「そろそろ移籍が正式に発表されるかもしれない」というサインになります。
|In place
In placeは「~が存在している」という意味の表現です。
AgreementやDealといった単語と一緒に使われることが多く、Agreement in placeと言えば「合意が存在している」、「合意に達している」といった意味になります。
サッカー特化型オンライン英会話PlayOn!では、このようなサッカーに関する表現を実際の会話の中で使いながら、より深く実用的な英語を学ぶことができます。
詳しくはこちらをご覧ください!